社会活動 |
ロケット団が爆笑を巻き起こした後は、【江刺寄席】のプロデューサーでもある三遊亭王楽さんの出番です。藤色の着付に紺の袴が似合っています。 「こうなったら王楽さんに甚五郎ものすべてを自家薬籠中の演目としてもらい、「王楽独り語り 左甚五郎物語」と題して、三席を同時に、じゃなくて、「竹の水仙」「三井の大黒」「ねずみ」の順に演じてもらいたいですね。」
この要望を、私は王楽さんに話したことがありませんから、たぶん偶然なのでしょうが、「竹の水仙」がここ【江刺寄席】で聞けるのは嬉しいことです。 宿の主人が勝手に百両を上乗せし、甚五郎の作った竹の水仙を三百両で売ってくるところが、私の知っているこの噺と違っていました。さらに彼は、水仙の量産を甚五郎に望みます。王楽さんは、主人を計算高い人間として造形したようです。 仲入りです。 |